 |
人と人による関係性資本という考え方 |
モノづくり中心の工業化社会ではモノ(土地・設備・天然資源)やカネといった目に見える資本が重要でした。そしてヒトは単なる労働力としてしか考えられていませんでした。
それに対して現代のような、知識づくり中心の情報化社会では、ヒト(能力)、知識、関係といった目に見えない資本に比重が移ってきています。なぜならば、人と人の関係性が向上すれば、ヒトの潜在的な能力が引き出せ、人と人の相互作用の中から、現代の経営に求められる新しい知識やアイデアが生み出せるからです。その結果として、そこで新たに創出されたアイディアとエネルギーをもとに組織はパフォーマンスを上げ、最終的には目に見える資産を増やしていくことができるのです。
|
人と人の関係性資本の拡大が組織に大きな成果をもたらす |
組織は常に環境の中で生きています。
最近では情報化社会を背景に、環境変化のスピード化、複雑化、不確実化が激しくなり、常に組織を変えていかなければ組織の存続が難しくなっている時代に突入しています。
そのような時代において、組織が変化に対応し続けるためには、組織に関わるメンバー全員が最大限にパワーを発揮し、人と人による相乗効果を活かして、みんなで壁を突破しなければなりません。そうやって大きな関係性資本を持ち合わせ、時代に対応できる力を持った組織だけが生き残りが厳しい現代の環境変化の中では生き残っていけるのです。 |
 |
|
人は自分ひとりでは出来ないことを達成するために組織を形成しているはずです。故に、組織内においては、バラバラの方向に対して力を注いでいる場合ではなく、互いを認め合い、メンバーのベクトルを揃え、出し切っていない力を引き出し打ち消しあっていた力を相乗効果に変えることが、現代においては尚更必要なのです。つまり、個々の力量の足算以上の成果とメンバーの成長を生み出さなければならないのです。 |
|
なぜならば、いくら高い能力を持った個人であっても、メンバー同士の様々な相互作用がうまくいかなければ能力は発揮されません。例えば、上司とのコミュニケーションが上手くいっている時の方が、仕事は順調にはかどるはずです。また、確かな人間関係が構築されている集まりのほうがアイデアの質も高くなるはずでしょう。
逆に互いの信頼関係が薄く、協調して仕事をしようという姿勢がなければ、どんなマニュアルを用意しても、どんな管理体制を敷いても成果は上がりません。
つまり、成果を生み出すのに人と人の関係性が大きく影響を与えているのです。
人と人の関係性の質が向上すれば、新しいものの見方や考え方が生まれ、思考の質が変わっていく。思考の質が変わればそれに伴い行動が変化していきます。その結果として最後には成果の質を変える事に繋がっていくのです。
|